分子間結合によりガラス表面と結合し、長期耐久性を保持し、極めて低い表面張力で、基材の表面に優れた撥水性・撥油性、防汚性を実現します。透明性も高いので基材そのものの美観を損ないません。酸,アルカリ等の薬品,高温,摩擦,海水,カビ等に侵食される事もありません。
ガラスだけでなく、様々な基材と反応することが可能です。
但し、基材の種類によってはプライマリーコートが必要となります。
直接塗布:ガラス、ステンレスやアルミニウム等の金属、セラミック、石材類、衣類等の生地、
木材、植木鉢等の陶器類です。
プライマリーコート+ハイブリッドクリーン:各種樹脂(アクリル、FRP、PC、ABS、ウレタン)等。
※容易な施工により多種多様な用途への広がりが期待されます。
撥水剤市場において今まで存在していた撥水剤は、接着材を硬化剤で数十ミクロンの単位でコートしていた製品が主ですが、ハイブリッドクリーンはフッ素材料としては初の分子間結合タイプの撥水剤です。300度程度の高温下でも撥水効果が持続します。また酸やアルカリ等の薬品に侵漬後も撥水効果を持続します。
基材とフッ素化合物が分子レベルで反応することにより分子間結合します。分子間結合したフッ素誘導体のシリルエーテル結合は、ハードな条件においても切断できないことが優れた耐候性を示している要因です。一旦反応した結合は大変安定な状態である為、長い時間撥水力を維持します。他社品と初期撥水角は同等でも、時間の経過とともに落ちていく、剥がれていくものと考えますが、ハイブリッドクリーンは分子間結合で形成されている為、撥水角は100~110℃を長期間保つ点にあります。物理的にガラスを削らないような条件では、5年以上の長期間撥水を維持します。
透明性があり、高い撥水性能・撥油性能を有してます。
ハイブリッドクリーン塗布ガラス | 一般のフロートガラス | |
水の接触角 ※静止した液体の表面が固体壁に接するところで液面と固体面がなす角。液の内部にある角で測る。 |
110° |
20° |
撥油角(n-ヘキサデカン) | 76° | 45° |
表面エネルギー(dyne/cm) 小さいほど濡れにくい |
12.5° | 70° |
防汚性(マジックインキはじき性) |
塗装方法:刷毛・スポンジ・ポリシャー・ローラー
1.油膜除去 | ガラス表面の汚れや埃、油膜を洗い流します。 |
2.乾燥 | ガラス表面をよく乾燥してください。 |
3.ハイブリッドクリーン処理 | 前処理完了後、刷毛やスポンジ(吸収性のないタイプ)にハイブリッドクリーンを適量つけて、均等に塗布して下さい。(目安:4ml/㎡) ※液剤は伸びる性質になっておりますので良く伸ばして下さい。 |
4.終了 | 乾燥してきたら、専用クロスで拭き取って下さい。(乾燥目安:20℃・約3分) |
前処理剤にスーパーウロコレス(別売)で油膜除去及び撥水被膜を形成して頂くとより効果的です。